虫歯の治療をする時は拡大視野で

2021/07/29 【ブログ

Leica Picture

当院では、虫歯の治療、根の治療、クラウン(かぶせもの)の治療の際に、マイクロという顕微鏡を使っています。

上の写真のように16~25倍の視野で治療をしています。

 

虫歯の治療時にマイクロを使うようになって、大きな変化がありました。

 

虫歯のみを削るので、治療後の痛みがほとんど出ない

当然と言えば、当然ですが、マイクロを用いて治療をすることで、健全な部分を削らずに温存できるようになります。

現代の虫歯治療は。小さく削ってレジンという白い材質のものをつめるものがスタンダードです。

銀の歯を使うケースはかなり減ったのではないでしょうか?

 

MI(ミニマルインターベンション)という言葉があります。

可能な限り最小限の侵襲で治療をすることを意味しています。

マイクロの登場で、より正確にこれを行えるようになりました。

 

患者さんへの説明に使える

上に載せたものは静止画ですが、普段は動画を撮影しながら治療をしています。

そうすることで、治療後に患者さんに説明がしやすい。

患者さんも自分が何をされていたのかが、わかるので安心感があるとのことです。

 

それはそうですよね。自分では見えない部分を削ったりされるわけで。

マイクロがない時代は、歯医者では何をされたか分からないことが普通でした。

ですが、現代は歯医者で受けた治療は動画で見ることが出来ます。

 

削らないという選択肢も生まれる

裸眼で見ると、虫歯のように見える黒い変色。

虫歯治療の原則として、エナメル質の範囲内の虫歯は経過観察するというものがあります。

ですが、裸眼での判断は極めて難しい。

 

一方マイクロを使った場合は、その判断がしやすくなります。

また、拡大視野での写真を保管しておけるので、経過観察中の変化も記録できます。

 

少しでも大きくなった時点で虫歯の治療を行えばいいわけですね。

 

まとめ

マイクロを導入して5年近くたちますが、ほぼ全ての治療で使っています。

私にとっては、いないと困る相棒のようになっています。

 

私の治療コンセプトは

「出来るだけ削らない歯科治療」

です。

 

削るか削らないかの判断にもマイクロを使い、

いざ削る時もマイクロを使う。

そして、資料を保存するときもマイクロを使う。

 

「歯医者では何をされているか分からない」と言われることが多い業界ですが、

当院では、会話のしやすい環境を作り、説明を重視しています。

マイクロも患者さんとの会話にとても役に立つ機器です。

 

より安心感のある医院になるよう心がけていきますので、

よろしくお願いします。

 

三軒茶屋 東名デンタルクリニック

院長 東名 猛

 

 

 

 
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